• 【新連載】第1回:「噛む力」が認知症リスクを左右する?

    噛む力

    こんにちは!はだの歯科です

    今回から新しいテーマでのブログ連載がスタートします。テーマは、高齢期に備える!「お口の筋力」と食べる力です。

    「まだ自分には早いかな?」と思われるかもしれませんが、実はお口の機能低下は40代・50代から少しずつ始まっています。いつまでも元気で美味しく食事を楽しむために、全5回にわたって大切な知識をお届けします。

    第1回目は、「噛む力」と「認知症」の意外な関係についてです。

    1.「噛む」ことは脳への刺激!

    噛む

    皆さんは、食事の際によく噛んで食べていますか? 実は、「噛む」という行為は、単に食べ物を細かくするだけではありません。顎を動かしてしっかり噛むことで、脳への血流が増加し、酸素や栄養がたくさん送り込まれます。

    特に、記憶や学習を司る脳の「海馬(かいば)」という部分は、噛む刺激によって活性化されることが分かっています。

    つまり、「よく噛むこと」は「脳の若さを保つこと」に直結しているのです。

    2.歯を失うと認知症リスクが上がる?

    認知症

    逆に、歯を失って「噛む力」が弱くなるとどうなるのでしょうか? 厚生労働省の研究班などの調査によると、自分の歯が少ない人ほど、認知症の発症リスクが高いというデータがあります。

    歯を失ったまま放置したり、合わない入れ歯を使い続けたりして「噛めない状態」が続くと、脳への刺激が減り、認知機能の低下を招く恐れがあるのです。

    3.「オーラルフレイル」をご存知ですか?

    オーラルフレイル

    最近注目されている言葉に、「オーラルフレイル(お口の虚弱)」があります。 これは、健康な状態と要介護状態の中間にある、「お口の機能が少し衰えた状態」のことです。

    • 滑舌が悪くなってきた
    • 食べこぼしが増えた
    • 硬いものが噛みにくくなった
    • お茶や汁物でむせることがある

    これらは「年のせい」ではなく、オーラルフレイルのサインかもしれません。しかし、この段階で気づき、適切なケアやトレーニングを行えば、機能は回復させることができます。

    終わりに

    「噛む力」を維持することは、将来の認知症予防における第一歩です。 まずは、食事の際にもう少しだけ回数を多く噛んでみることから始めてみませんか?そして、噛みにくい箇所があれば、放置せずに私たちにご相談ください。

    次回は、命にも関わる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」と「飲み込む力」についてお話しします。意外と知らない「飲み込み」の重要性、ぜひチェックしてくださいね!

    【次回の予告】

    第2回:誤嚥性肺炎を防ぐ!「飲み込む力」を維持する重要性 ~むせることが増えたら要注意?お口の清潔と肺炎の関係~

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