近年はお口への関心が高まり、歯科医院は「治療をするところ」ではなく、「歯を守るために行くところ」という価値観に変わりつつあります。はだの歯科では、患者様のお口から全身の健康をお守りするため、予防処置にも力を入れております。当院にはアロマの香りが漂う、予防処置専用のお部屋をご用意しておりますので、クリーニング中もリラックスしながら気持ちよくお過ごしいただけます。
当院の予防処置
歯周ポケット検査
「歯周ポケット」という言葉を、テレビやお店などで聞いたことはありませんか?この歯周ポケットは、その深さによって歯周病の進行レベルや兆候があるかどうかが分かります。器具を使用して深さを測定するため、場合によってはチクチクと感じる事もありますが、基本的には殆どお痛みは感じません。
歯周ポケット検査は、見た目だけでは分からない歯ぐきの状態を把握できる、大変重要な検査です。
位相差顕微鏡検査
口腔内細菌の動画像や静止画をモニタを通じて、患者さんに実際の口腔内細菌をお見せすることができます。実際の細菌を見て頂くことで口腔内の状態を把握し、歯周病予防の認識をより高めることにもつながる検査です。
歯周病DNA検査
唾液を採取して分析する事で、「存在している歯周病菌の種類」「どの菌がどのくらい存在しているか」等が分かります。
詳しくは歯周病ページ内の歯周病DNA検査の項目をご覧ください。
PMTC
PMTCは、専用の機械を使用し、歯ブラシでは取りきる事のできないプラーク(歯垢)を、全ての歯から除去するクリーニングです。プラークは、虫歯や歯周病へ繋がる大きな要因です。
そのような因子を機械的に排除する事で、歯の表面がツルツルと滑沢になり、新たなプラークや歯石が沈着するのを防ぐこともできます。
スケーリング(歯石取り)
硬くなった歯石は歯ブラシで取る事ができないため、歯科医院での除去が必要です。このスケーリングと呼ばれる歯石取りでは、歯ぐきの腫れや歯石の量によっては、出血が伴う場合もあります。
そのため、当院ではお痛みがでにくいように配慮しながら施術を行っておりますので、「歯石取り中の痛みが気になる」といった方もご安心ください。
歯磨き指導
いくら定期的に歯科医院でクリーニングをしても、普段の歯磨きが不十分であれば、予防の意味がありません。当院では、患者様ひとりひとりに合わせた歯磨き指導を行い、適切なセルフケアができるようにお手伝いしております。
患者様が歯磨きをする上で生じる、素朴な疑問や知りたいことがありましたら、プロである歯科衛生士がお答えいたしますので、遠慮なさらずお尋ねください。
エアフロー※自費
当院では、ホワイトエッセンスのお客様に対して、エアフローの施術を行っております。エアフローはその名の通り、エアー(空気)と細かい粉を歯に吹き付けて、汚れを取り除く機械です。特にコーヒーや煙草などによる、歯の黄ばみとも呼ばれる着色汚れに対し、高い効果を発揮します。
歯に器具を押し付けて着色汚れを取る方法に比べ、粉を吹き付けて細部まで綺麗に取り除くエアフローは、「歯の表面を傷つけない」という最大の特徴があります。
定期健診
お口の中は毎日使うもので、それ故に虫歯や歯周病などの病気になりやすい事が現状です。
そのため、毎日のセルフケアと、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアを行い、病気の予防・早期発見・早期治療ができる習慣と環境づくりが理想的です。
予防歯科の目的
疾病の早期発見・早期治療
体の病気と同じように、歯の病気も早期発見、早期治療することで、治療時の痛みや治療費の負担が少なくなり、重症化を防ぐことができます。歯の病気は「痛みがある」などの自覚症状が出てきた頃には既に、ある程度病状が進行している事が多い傾向にあります。
当院では、患者様の負担が身体的にも経済的にも大きくなる前に、正しい予防習慣を身に着ける事が重要だと考えております。
全身の健康を守る
歯周病菌や菌の放出する毒素が、歯ぐきから組織に深くに侵入し、血流に乗って全身へ流れてしまう事があるのをご存知でしたか?このような場合、「疾患の引き金になる」「疾患の症状が悪化する」などのリスクが生じる可能性があります。
そのほかにも、下記のような疾患・症状と密接に関係しているため、歯の健康を守るという事は、体の健康を守ると言っても決して過言ではないのです。
【歯周病と深く関係していると言われる疾患】
- 糖尿病
- 狭心症などの心疾患
- 妊娠時の早産、低体重児出産
- アルツハイマーなど
※全ての方が上記のような症状悪化、発症へと繋がるわけではありません。
予防歯科に関するQ&A
予防歯科治療は自費ですか?
基本的には保険適用ですが自費コースもございます
基本的には保険適用となります。強固に付着した着色を細部まで取り除く、エアフローの施術をご希望の場合は自費となりますので、ご了承くださいませ。
どのくらいの頻度で定期健診に通うのですか?
おおよそ1~3ヵ月に1回が目安ですが、ご相談ください
患者様のお口の環境やリスク、生活背景にもよりますが、大体1~3ヵ月に1回通院して頂けると安心です。「家庭や仕事の都合で頻繁に通院するのは難しい」といった場合でも、一度ご相談ください。
歯間ブラシを使うと歯ぐきが下がるって本当ですか?
適切に使用すれば大丈夫、とても高い予防効果を発揮します
使用される方の歯ぐきの状態と、歯間ブラシ大きさが不適切な場合、歯ぐきが下がってしまう事もあります。ただし、適切な大きさ、方法で使用すれば、歯間ブラシはとても高い予防効果を発揮します。
「歯間ブラシの使い方が分からない」「自分に合った歯間ブラシの大きさが分からない」といった患者様には、使用方法や大きさの選び方などをご説明いたしますので、遠慮なくお尋ねください。
クリーニングの治療内容、費用、リスク・副作用など
【内容】
歯石取り(スケーリング)、フロッシング、PMTC、舌クリーニングなど
【費用(自費)】
9,900 円~16,500円
【治療期間及び回数】
通常1日、1回(内容により異なります)
【副作用・リスク】
知覚過敏の方は、刺激を感じる場合があります。