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第4回:健康な歯を守るために ~歯石取りと歯のクリーニングの違い~
第4回:歯石取りと歯のクリーニングの違い

皆さん、こんにちは。
「予防歯科、お口のクリーニング」連載の第4回です。
患者さんからよくいただくご質問のひとつに、
「歯石取りとクリーニングって、何が違うんですか?」
というものがあります。
似ているように思われがちですが、実はそれぞれ役割も目的も違います。
今回は、その違いをわかりやすく説明していきます。歯石取りとは?

歯石取りは、歯の表面や歯ぐきの中に付着した「歯石」を専用の器械で取り除く処置です。
歯石は、歯垢(細菌のかたまり)が硬く固まったもので、歯ブラシでは取れません。この歯石をそのままにしておくと、歯周病が進行したり、口臭の原因になります。
つまり、歯石取りは「歯周病の原因を取り除き、進行を防ぐための処置」です。
歯ぐきの腫れや出血がある場合には、歯石取りを行うことで改善が期待できます。歯のクリーニング(PMTC)とは?

クリーニングは、歯の表面を徹底的にきれいにするための処置です。
普段の歯磨きでは落としきれない汚れやバイオフィルム、細かな歯垢、飲食物による着色などを、専用の機械を使って丁寧に除去していきます。歯がツルツルになり、汚れがつきにくくなるため、虫歯や歯周病の予防効果が高まります。
口臭改善や、見た目の清潔感アップにもつながります。つまり、クリーニングは「歯を清潔に保ち、病気を予防するための処置」です。
何が違うのか?

簡単にまとめると、次のような違いがあります。
- 歯石取りは、すでに固まって付着してしまった歯石を除去し、歯周病を防ぐことが目的です。
- 一方で、クリーニングは、汚れや着色を取り除き、虫歯や歯周病を予防することが目的です。
どちらも大切な処置ですが、役割が異なります。
歯石がついている場合はまず歯石取りを行い、その後クリーニングを続けることで、きれいな状態を保つことができます。結局どちらが必要?

答えは「どちらも必要」です。
歯石を放置すると歯周病が進行してしまうため、必要なときには歯石取りが欠かせません。
そして、歯石がつきにくくするためにも、定期的なクリーニングがとても効果的です。
歯は一度悪くなると自然には治りません。
定期的なケアを続けることで、将来歯を失うリスクを減らすことができます。終わりに
歯石取りとクリーニングは、どちらもお口の健康を守るための大切な処置です。
「自分には何が必要かな?」と思われた方は、ぜひ一度歯科医院でチェックを受けてみてください。
次回は、患者さんから多い質問でもある、
「ホームケアとプロフェッショナルケアの役割」
について、安心して治療を受けていただけるよう詳しくお話しします。
楽しみにしていてくださいね。








