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第2回:誤嚥性肺炎を防ぐ!「飲み込む力」を維持する重要性
こんにちは!はだの歯科です
連載でお届けしている高齢期に備える!「お口の筋力」と食べる力。
第2回目のテーマは、命にも関わる大切な問題、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」と「飲み込む力」についてです。「最近、食事中によくむせるようになったな…」と感じることはありませんか? 実はそれ、お口からの重大なサインかもしれません。
1.誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは?

通常、食べ物や飲み物は「食道」を通って胃に送られます。しかし、飲み込む筋力が衰えたり、喉の反射が鈍くなったりすると、誤って「気管」の方へ入ってしまうことがあります。これを「誤嚥(ごえん)」といいます。
お口の中の細菌が、食べ物や唾液と一緒に肺に入り込んで炎症を起こしてしまうのが「誤嚥性肺炎」です。現在、日本人の死亡原因の中でも上位に入っており、特に高齢者にとっては非常に注意が必要な病気です。
2.「飲み込む力」セルフチェック!

あなたの「飲み込む力(嚥下機能)」は大丈夫でしょうか?以下の症状に心当たりがないかチェックしてみてください。
- 食事中や食後にむせることがある
- お茶や汁物など、サラサラした液体でむせやすい
- 喉に食べ物が残っている感じがする
- 以前より食べるのが遅くなった
- 寝ている間に咳き込むことがある
これらは、喉の筋力が少しずつ低下しているサインです。
3.お口の清潔が「肺」を守る?

意外に知られていないのが、「お口の筋力」と「お口の清潔さ」の両輪が大切だということです。
たとえ少し誤嚥してしまったとしても、お口の中が清潔に保たれていれば、肺に運ばれる細菌の量を減らすことができ、肺炎の発症リスクを下げることができます。つまり、毎日の丁寧なセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアが、肺炎の予防に直結しているのです。
4.今日からできる「喉のトレーニング」

飲み込む力を維持するために、ご自宅で簡単にできるトレーニングをご紹介します。
- パタカラ体操 「パ・タ・カ・ラ」と大きな声で一文字ずつはっきり発音しましょう。
- 唇や舌、喉の筋肉を効果的に動かすことができます。
- 喉のアイスマッサージ 食事の前に冷たい飲み物を少し飲んだり、喉の外側を軽く冷やしたりすることで、飲み込む反射を刺激します。
終わりに
「飲み込む力」を維持することは、美味しい食事を続けるためだけでなく、あなたの大切な命を守ることにも繋がります。「最近むせやすくなったかな?」と少しでも不安を感じたら、ぜひ定期検診の際にご相談ください。
お口の状態に合わせた適切なケアとアドバイスをさせていただきます。次回は、「会話が弾む!滑舌(かつぜつ)とお口の筋肉の関係」についてお話しします。お楽しみに!
【次回の予告】
第3回:会話が弾む!滑舌(かつぜつ)とお口の筋肉の関係 ~お喋りは最高のリハビリ?ハキハキ話すためのトレーニング~
【医院からのお知らせ】
当院では、お口のクリーニングだけでなく、お口の機能(噛む力・飲み込む力)の検査も行っております。「最近食べにくくなった」など、ちょっとした違和感もお気軽にご相談くださいね。








